Lombok blog
ロンボクブログ
走りながら心をリセットした日

みなさん、こんにちは。リスマです。今日は私の趣味のひとつであるランニングについてお話ししたいと思います。
ランニングは、多くの人にとっては体力を維持するための運動に過ぎないかもしれません。しかし私にとってランニングは、心の旅なのです。一歩一歩を踏みしめるたび、朝の新鮮な空気を吸い込むたび、そして汗が流れるたびに、そこには深い物語が隠されています。
一歩ごとに味わう自然の美しさ
私はトレッドミルや都会の道よりも、自然の中を走るのが好きです。木々の緑、広がる田んぼ、遠くの小高い丘に囲まれた道を走ると、代えがたい安らぎを感じられます。

朝のランニングでは、山の向こうからゆっくり昇る朝日が景色を優しく照らし、葉に残る朝露や胸に入り込む冷たい空気、小鳥のさえずりが私の歩調に寄り添う音楽になります。
夕方にはまた違った雰囲気が広がります。黄金色に染まった空と木々のシルエットが、心を穏やかにし、一歩一歩が軽くなるのです。その瞬間、ランニングは単なる運動ではなく、神様の創造した美しさを祝福する行為となります。
コースごとの挑戦
もちろん、すべての道が平坦で簡単というわけではありません。急な坂道や岩の多い道、雨上がりのぬかるみを通らなければならないこともあります。しかし、そこにこそ挑戦の意味があります。困難な道は、リズムを守り、エネルギーを調整し、そして忍耐強くゴールを目指すことを教えてくれるのです。

疲労、荒い息づかい、痛む筋肉。これらは旅の一部です。でも難しい道を乗り越えたとき、体は語りかけてきます。「これを越えられたなら、人生の困難も越えられる」と。人生は忍耐と継続の連続だと私は思います
ランニングは、成果は小さな一歩の積み重ねから生まれるということを教えてくれます。人生と同じように、成功に近道はありません。忍耐強く、継続し、一歩一歩を進み続けることが大切です。

走っていると、ゴールももちろん重要ですが、それ以上に大切なのはそこに至るまでの過程だと気づきます。美しい景色、風の音、そして呼吸を整えるための小さな休憩。すべてが楽しむべき旅の一部なのです。
多くの人は瞑想やヨガで心の平穏を求めますが、私にとって自然の中でのランニングこそが最高の瞑想です。走るたびに心が軽くなり、新しいアイデアが生まれ、気持ちがすっきりします。

仲間との絆 ときには一人で走りますが、兄弟や友人と一緒に走ることもあります。その時間の中で、疲れたときに励まし合い、仲間を置き去りにしないようにペースを合わせ、小さな達成を共に喜ぶ「絆」の大切さを学びました。
趣味を超えて 結局、私にとってランニングは単なる運動ではありません。それは精神的な旅であり、人生の振り返りであり、そしてシンプルに生きる意味を見つける方法なのです。人生はランニングとよく似ています。坂道や下り道、平坦な道や険しい道。大事なのは諦めずに歩みを止めないこと。

走り終えた後には、深い感謝の気持ちが湧いてきます。健康であること、自然を楽しめること、前に進む力を持てることへの感謝です。ランニングは私に、人生は忍耐で歩み、感謝で楽しみ、情熱で挑むものだと教えてくれました。

そして、ここロンボクに住めることに心から感謝しています。この島のすべての景色――美しいビーチ、壮大な山々、今も息づく伝統――それらが訪れる人々を魅了します。
だから、もしあなたが自然とより深くつながり、人生の意味を見つけたいなら、走ってみてください。健康になるのはもちろん、心も頭もきっと調和を取り戻せるはずです。